テレビの占いは当たる?当たらない?

実は、直観をまったく使わない占いも、ないわけではありません。

それは、雑誌や携帯などのお遊びの占いです。

テレビの占いコーナーや、携帯の占い回答文の多くは、ライターが書いています。占い師が監修していることになっていても、実際はライターが考えて書いている場合も少なくありません。

テレビの占いなどで、ネタが尽きたのか、何ともおかしなアイテムがラッキーグッズになっていたりして、思わず苦笑してしまう場合もあります。

本来、西洋占星術でも、東洋系の占術でも、毎日巡る星や干支には、それぞれに固有の色や場所や食べ物が決められています。例えば、火星がよい意味に作用する日であれば、火星が象徴する赤い服や、競技場や、スパイシーなフードがラッキーになるわけです。

なかには、占いまったく関係なしに適当に書いてる? と思うような場合もありますが、それでも成立してしまうのが、不特定多数向けの占いなのです。

一対一の電話や対面の鑑定と、不特定多数に向けて占う雑誌や携帯占いは、「まったく違うもの」と考える方がいいかもしれません。

直観を使わなくても、不特定多数の大が納得できるように書く技術があれば、人気占いライターになることができます。

ところが、ここが不思議なところなのですが、そうしてライターが創作した不特定多数向けの占いであっても、なぜか、ぴたりと当たることがあります。

単なるお遊びの占いでも、まるで引き寄せられるように出会ったのなら、人の力を越えた何かが働いたのでしょう。

具体的には、不特定多数の「誰か」に向けて書くのではなく、たったひとりの「あなた」に向けて書くのです。たったひとりの相手のための文章のほうが、より多くの人にピンポイントで届くのです。

肖像画が、右から見ても左から見ても、あらゆる方向から見る人全員と視線が合うようになっているのと同じです。どうやって描くのでしょうか?

答は簡単です。

真っ正面に瞳が向くように描くのです。真っ正面にいるたったひとりに向けて描いた肖像画は、どこから見ても、自分をまっすぐに見つめているように見えるのです。

そういう意味では、マスコミ向けの占いも、やはり占いは占いです。

占いの神髄は、一対一の対面鑑定にあります。はるか遠い昔ナイル川のほとりで、中世の遊牧民のテントで、現代日本の繁華街の占い館で、占い師は相談者と一対一で向き合い、占ってきました。

さまざまな占い道具を使い、さまざまな方法で。直観より推理力を必要とする占いもあります。もちろん霊感に自信がある人に向いている占いもあります。

長い歴史を持ち全世界でたくさんの人が使っている占いもあるし、長いこと秘められていた知られざる占いもあります。パソコンを使う占いも、さいころや石を使う占いもあります。いったい、どんな未知の占いがあるのでしょうか。

さまざまな占いの中には、あなたにもっともぴったりな占いがあるはずです。