実は、開業する方法は、びっくりするくらい簡単です。
「占い師名を決めて、名刺を作る」
それだけです。
資格も免許もいらない仕事ですから、自分で名乗るだけでいいのです。
名乗るためには占い師としての名前が必要です。本名でもかまいませんが、呼びやすく覚えやすい、占い師っぽい名前のほうがなにかと便利です。名刺には得意な占術も入れましょう。
これでもう、あなたは今日から占い師です。
ところで。どこからどうやってお金が入ってくるのでしょうか?
占い師の仕事の基本は、人を占うことです。
あなたのお友達が遊びに来たときに、五百円で占ってあげたとします。それも占い師としての仕事です。でもそれだけでは食べてはいけませんね。
占い師として開業することと、占い師としてお金を得ることは別の話です。さらに、占い師としてお金を得ることと、たくさん儲けることができるかどうかというのもまた別の話です。
年収ゼロ円の占い師もいれば、何億円も稼ぐ占い師もいます。
こんな極端な話をしたのは、占い師という職業だけで、だいたい年収このくらい、と推定することはできないと分かっていただきたかったからです。
まったく宣伝もせず口コミだけでこぢんまりと占っている占い師がいます。一方、テレビや著書やセミナーで派手に活躍し、巨額の収入を得ている占い師もいます。
占い師はみんな、個人事業主です。
SOHO(小規模個人事業主)がイメージ的には近いかもしれません。個人でウェブデザイナーやエディターの仕事をしている人たちのなかには、事務所を構えて数億の年収を得ている事業主もいれば、パソコン一台で副業的に仕事をしている場合もあるでしょう。
占い師として開業するだけでは、一円も得ることはできませんが、さまざまな工夫や努力で、平均的なOL以上の年収を得ることも十分可能です。